ソ ー ラ ー シ ェ ア リ ン グ に つ い て の 4 問
May 16, 2023ソーラーシェリングは新たな産業と言っていい、あるいは新たな複合語と言ってもいいが、全く違う産業を今組み合わせている。ソーラーの本質は太陽光発電、新しい産業である。温室は栽培産業で、施設農業では欠けない施設である。温室が保温機能に優れ、十分の光が通せて、反季節蔬菜の栽培ができる。太陽光発電と温室の組み合わせは、太陽光発電で儲ける、そして、温室栽培で儲ける。その二つはお互いに影響はしない、これはなぜソーラーシェアリングは生まれてきた原因である。そしてソーラーシェアリングの存在の意味でもあると理解できるでしょう。
日光温室を例として、主に冬で反季節の蔬菜を栽培する。温室は冬にでも栽培できるのはいい保温性である。この設計は太陽光発電と採光の問題を解決したが、保温性はちょっと手を抜いたのではないでしょうか。日光温室は普通全面には保温シートがあるが、このような設計は保温シートを設置するところがなくなる。冬で作物を栽培するには、保温性が保証できないので、耐寒性の強い作物しか栽培できない。これで、早春や秋だけで栽培でき、収入が低くなる。しかし、農産業にとって、冬の蔬菜の値段は一番高い。
ソーラーシェアリングでは食用菌類が相応しい。普通食用菌類の成長には光が不要、必要なら、それ以上の日光を遮ることもしなければならない。平茸、椎茸やえのきなどの菌類は栽培できる。作物の栽培以外は、小型の家畜の養殖業もできる。これで、利益も出るし、発電にも影響はしない。しかし、パネルでの光条件がよくないため、好陰性の植物でなければならない。